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2017/08/02~08/05 夏山合宿(中央アルプス)


4年生1人。2年生3人、1年生1人の計5人が参加

今回は夏山合宿として3泊4日で中央アルプスの山々を縦走してきました。

↓参加者全員分の感想を掲載していますので是非ご覧下さい。

1年生

・赤坂悠真

今回の合宿では、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、中岳、檜尾岳、東川岳、空木岳に登頂した。初日は、アクシデントにより自分1人が現地集合になったが無事合流し、見晴らしも悪く単調な道に辟易しながらも宿泊予定の避難小屋に着いた。道中の葡萄の泉という湧き水がとても美味しかったのが印象的だった。翌日も早朝から登山開始し、尾根に出て休憩を挟むまでは好天だった。その後、雨が降り始め、用意したザックカバーが自分のザックのサイズに合わず、かなり濡れてしまったり、レインウェアが蒸れて汗をかき、余計に寒くなったりとモチベーションも下がっていたが木曽駒ヶ岳山頂に着いた。その後は予定を前倒して山頂から降りてすぐの山荘に泊まることになった。暫くすると山頂付近が晴れたため自分と先輩2人の3人で木曽駒ヶ岳に登り直し、雨天直後だからこその見事な雲海を堪能した。夜は高山ならではの素晴らしい星空を間近に感じ、そのあまりの綺麗さに感動した。翌日はとてもハードスケジュールだった。山荘からすぐの中岳に登頂した後、宝剣岳手前の山荘で日の出を待った。雲海から顔を出す日の出は言葉にできないほどの美しさだった。宝剣岳から東川岳までのコースは切り立った崖や鎖場が多く、アップダウンがとても激しいことも相まって体力的にもとても辛かったが、鎖場が非常に好きな自分にとってはまた登りたいと思えるくらいに楽しかった。空木岳手前の山荘で休憩した時は疲労度も頂点付近に達しており、山荘がそこにあることもあって登る気力も無くなりかけていたが、そこからさらに300メートル登って空木岳に登頂した。途中では頂上かと思った場所が「第1ピーク」でしかなく、その先にも道が続いていた時は気持ちが萎えそうになり、漸く登頂しても曇っていて景色も見えず落胆した。その後避難小屋まで下る道が予想外に長く、辿りついた時には皆疲れ果てていた。翌日は空木岳に登り直し、そこから先のコースを進むはずだったが、限界を迎えつつある疲労度と晴れ渡る空木岳からの景色の素晴らしさに満足してしまったこともあり、山頂で集合写真を撮ったあと下山することになった。下山ルートはコースタイムが6時間もある長く険しい道のりで、降り切った時には全員がその場に座り込み、暫くは動く気力も無かった。疲れきっていた分、その後の温泉と久しぶりの下界の食事は格別だった。今回の合宿では、予定を大きく変更することになり、中央アルプス全山縦走とはいかなかったが、結果としては非常に充実した合宿となった。機会があれば残りの山にもリベンジを果たしたいと思う。

2年生

・後藤優太(SL)

今回の夏合宿では中央アルプスに行き、木曾駒ケ岳、宝剣岳、空木岳を主体に登りました。あいにく去年に引き続き天候に恵まれず最終日に登った空木岳を除き山らしい景色は拝めなかったのですが、それとは別に貴重な経験をさせてもらえるそんな夏合宿となりました。特に宝剣岳はその日の山行の序盤だったということもあるのですが、終始山登りの楽しさを踏みしめながら登りきることができました。また機会があれば登ってみたい山の一つとなりました。それとは対照的に空木岳はその日の山行の終盤だったので疲れがたまっていたり、そもそも傾斜がきつかったため、登り始めからバテてしまい早く登り切りたいという気持ちにしかならず登山を楽しむことができませんでした。なのでこの山を今後個人的に登る機会があれば、近くのロープウェイを使ってもっと簡単に登ろうと思います。

 来年はついに自分たちの代となり、引っ張られる側から引っ張っていく側となります。不安感がないといえば嘘になってしまいますが、先輩たちを手本に自分なりに一生懸命やっていこうと思います。

・北原大誠

ひとまず、無事乗り越えることができてよかった。今回の合宿は去年の夏と比べると泊数は少ないが、一日の行程時間が10時間を超える日があったりとかなり厳しい戦いになると予想していたが、予想以上にしんどかった(笑)。しかし、その分天候にも恵まれ、100名山二つとも晴れていたので登って良かったと思えるような合宿でした。結果的に泊数が一日短くなり、一日の行程時間が短くなった日があったから、比較的ゆとりのある登山でしたが、通常通りの行程で、かつ藪を通っていたら、体がもっていたかな~というのが正直なところでもあります。しかし、今回のように標高が高く、100名山であるようなところは、少なからずきついところはでてきます。また余裕が持てるかどうかで山を楽しめるかというのも結構変わってくると思うので、もっと体力をつける必要があると痛感しました。これらの体験を踏まえ、来年は自分たちの代になるので、頑張っていきたいと思います。そして、このような貴重な経験ができたのも八重樫先輩がいたからだと思います。ありがとうございました。来年もクオリティを落とさず、100名山を登れたらと考えています。お疲れさまでした。

・岩田司

今回の合宿はいろいろなことがありましたが、とてもたのしかったです。

一日目は、一人病気で欠席、一人が遅刻なかなか大変なスタートでしたが、みんなで山に登って行くのは楽しかったです。

特に、葡萄の泉でみんなで飲んだ湧き水はスッキリした美味しさでとても美味しかったです。

また、この日に食べたビーフシチュー飯は米のできもとてもよくとても美味しかったです。

二日目は、喉の調子が悪く、落ち着いて行こうと考えていました。

山行は問題無かったのですが、途中の山で雨に遭遇したのがとても辛かったです。

ですが、駒ヶ岳山荘で食べたものがとても美味しく、冷えた体にストーブがとても心地よかったです。

三日目は、前日の雨のせいか、風邪が悪化しており、喉だけでなく鼻水が止まらなくなりとても大変でした。

しかし、宝剣岳はとても険しかったですが、風邪の辛さを忘れられるほど楽しく、登っている時間があっという間でした。

また、空木岳も、景色はあまり見れませんでしたが登るのが楽しく、また登りたいと思えるような道程でした。

4日目は、さらに風邪が悪化しておりとても辛かったです。

ですが、昨日に引き続き空木岳の登ったとき天気がよく一面の青空の下遠くの方までいい景色が見えとてもいい気分になれました。

ですが、僕の風邪のせいで皆を下山させてしまったことがとても残念だと思いました。

次の合宿では、体調管理に気をつけて、周りの迷惑に成らないように気をつけていきたいです。

4年生

・八重樫拓海(CL)

今年の夏合宿の舞台は中央アルプス。

初日は桂小馬から大樽避難小屋まで2時間の行程。傾斜の緩い道が続く登山道で足を慣らすにはもってこいのルートだった。この日一泊した避難小屋は貸切りでトイレ等の設備も充実しており、快適な一夜を過ごすことができた。2日目は木曽駒ガ岳と宝剣岳を越えるルートを計画していたが、早朝から雨が断続的に降り続き、森林限界を越えた辺りで本降りの雨になったので行程を変更して木曽駒ガ岳のピークだけを踏み、山頂直下の山荘で一泊することにした。天候が回復したのは夕方になってからであった。夕方、ガスがとれた一瞬のチャンスを見計らって山頂までアタックすることになった。期待通り、山頂ではこれまでの苦労が報われるような絶景を堪能することができた。眼下には幾つもの雲の柱が重なり合い、大雲海を形成していた。その光景は今まで山で見てきた絶景の中でも五本の指に入るくらいの絶景だったかもしれない。

3日目は今回の合宿で最も長く険しい道程であった。今回の山行の難所である宝剣岳の岩場では部員同士で声をかけ合いながら、一歩一歩慎重に通過した。宝剣岳の山頂はガスに覆われており、残念ながら展望は望めなかったが、難所を超えた時の達成感は格別だった。空木岳の山頂に着く頃にはメンバーの疲労もピークに達していたため、この日は予定を変更して空木平避難小屋で一泊することにした。

翌日、参加者の一人が3日目の朝から風邪の症状を訴えていたのだが、それが悪化したため、このあとに予定していた藪越えは中止し、下山することになった。この日は合宿が始まって以来一番の好天であった。折角なので最後に空木岳の頂をもう一度踏むことにした。山頂からは360度見渡す限りの大展望が広がっていた。山頂で集合写真を撮り、まだまだ山を歩き続けていたいという気持ちを押し殺して早々に下山した。

今回の合宿はメンバーの体調不良により、途中敗退という結果にはなってしまったが、合宿に参加した一人ひとりの心に深く刻まれた夏合宿だったと思う。来年からは今回の合宿に参加した後輩一人ひとりが自立したリーダーに成長し、部を引っ張っていく立場になることを期待している。


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